九州の中央にあり、歴史情緒溢れた土地。

九州の中央に位置する人口175万人の熊本県。西に有明海から天草諸島、南部に不知火海の3つの海域と、背後には阿蘇カルデラを持つ雄大な阿蘇五岳がそびえ、ふたつの国立公園を有する自然豊かで、歴史情緒溢れた土地です。

一度は訪れたい温泉地調査では、必ず上位に登場する有名温泉から隠れた秘湯まで、県内温泉地はその数120箇所を超えています。

また、食通さえも唸らせる新鮮な海の幸から味わい深い山の幸、皆さまご存じの馬肉料理から豊富なフルーツ、スイーツまで、グルメと温泉、絶景自然が楽しめます。体と心にきっとご満足いただける熊本県です。

県の中心地、熊本市は水と緑と歴史の街。

市内中心に建立する名城『熊本城』は江戸時代初期にかけて『加藤清正』により築城され、400年の歴史にわたる、重厚かつ猛々しいその存在は熊本市民にとっては心のシンボルで、『清正公（せいしょこさんの愛称）』とあわせて馴染みの深い存在です。
県民性としての、頑固者が多い土地柄で言わずと知れた『肥後もっこす』は、熊本県人の気質を表現しています。

忘れてはいけないのが、県のマスコットキャラクターの『くまモン』。
2010年に誕生し、現在、熊本県の営業部長兼、幸せ部長の肩書で国内外で活躍中です。熊本ブランドとしての経済効果は累計8,000億を超え、今や熊本で最も有名な営業マンとして世界に名だたるキャラクターとなりました。

玉名市は、有明干拓とフルーツ、温泉の街。

22019年のNHK大河ドラマ「いだてん」で紹介された、日本マラソンの父「金栗四三」の生誕地玉名。有明海に面した干拓農地で苺やトマト、花木の栽培がとても盛んなところです。
海を挟んで目の前には「長崎雲仙普賢岳」がそびえ、島原港まではフェリーでわずか30分ほどの距離です。

明治の文豪「夏目漱石」が熊本在住の折に、こよなく愛した玉名の町ですが、「小天温泉」は特に有名で、小説「草枕」の舞台として「峠の茶屋」と共にも知られています。

阿蘇外輪山の麓の街、菊池市。

大分県と隣接する県北部に位置し、阿蘇外輪山の天然広葉樹が広がる菊池市は、清流菊池川の源流が大小の瀬と渕と滝をつくり、有名な「菊池渓谷」を形成しています。
菊池渓谷は「日本名水百選」にも選ばれ、変化に富む渓流と原生林や高山植物、野鳥の宝庫として、県内外からたくさんの観光客にご支持を頂いています。

歴史文化が息づく城下町にある「菊池温泉」では市内15軒余りの温泉旅館が点在し、特に療養や保養に優れた温泉として「日本の名湯100選」に選ばれています。

日本中から写真愛好家が集まる街、宇土市。

熊本県の中央に位置し、予てより県内から各地へ経由する交通要所であり、商工業の拠点である宇土市。豊臣秀吉の時代に「小西行長」により「宇土城」が築城された旧城下町です。

「日本の渚100選」のひとつに選ばれた「御興来（おこしき）海岸」は、4世紀に「景行天皇」が当地に立ち寄られた際に、その景色の美しさに見惚れて休まれたという伝説があるほど、一度は訪れてみたい絶景ポイントです。

海と山と明治期の香り漂う街、宇城市三角。

JML九州海技学院がある宇城市は、海と山を同時に味わえる豊かな気候と優しい潮風がもたらす自然豊かな土地柄です。

温暖な気候で栽培される『デコポン』などの柑橘類や、『胡蝶蘭』をはじめとした花木の栽培が大変盛んな一方、有明海～八代海～天草灘に囲まれた周辺海域では、盛んな漁業のもと新鮮な魚介料理も数多く、コノシロやコウイカなどの地魚料理が楽しめます。

また、三角港は全国に87か所ある『特定港』のひとつに指定されており、近代港湾としては明治期の『日本三大築港』のひとつと呼ばれ、現在でも三角西港には築港時の石積みの埠頭が多数現存しています。

世界文化遺産に出会える街、天草市。

天草市は青い海に囲まれた、大小120余の島々からなる諸島です。九州本土とは天草五橋と呼ばれる5つの橋で結ばれています。

一年中楽しむこと のできるイルカウォッチングや日本最大級の肉食恐竜の化石が発見された恐竜の島、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の構成資産の1つとして世界文化遺産に認定された南蛮文化や﨑津集落などがあり、自然と文化に育まれた島です。

上天草市で青い海の島に冒険に行こう。

上天草市は、大矢野町、松島町、姫戸町、龍ヶ岳町、の4町からなる美しい海に浮かぶ島々です。海の景色に癒されに県内外からたくさんの方々が訪れます。
天門橋、大矢野橋、中の橋、前島橋、松島橋と島々を結ぶ五つの橋からなる天草五橋。橋からの夕陽の眺めは最高で、『日本の夕陽百選』にも選ばれています。

温暖な気候を利用した養殖業が盛んで、車エビなど全国的にも有名な海産物がたくさんあり、新鮮な海の幸を使った海鮮グルメは大変人気です。また、真珠の養殖が盛んなので、橋で結ばれた島を真珠のネックレスに例え、別名パールラインとも呼ばれています。

たくさんのマリーナや海のレジャー施設があり1年を通してマリンレジャーが楽しめます。水上バイクや船舶の免許を取得すれば天草の海をもっと楽しめますよ。

豊かな自然と風土に包まれた八代市。

八代市は熊本県の南部に位置する田園工業都市です。　江戸時代以来の干拓によって広がった平野部では農業が盛んです。畳表の原料となるいぐさの生産は日本一で、国産の約8割を占めます。
近年では、食べられるお箸や、畳作り体験、い草食品の展開など、畳以外の形でのい草の活用方法を紹介しています。

国内最大の柑橘類・晩白柚（ばんぺいゆ）も特産品で日本一の生産量を誇ります。最近はトマトの一大産地としても知られていて塩トマトというブランドトマトがあります。塩分の多い干拓地の土壌を利用して作られる小ぶりで旨みが濃縮されたトマトはフルーツトマトの元祖と言われ大変、人気の高いトマトです。

不知火海に「うたせ船」が浮かぶ街、芦北地方。

芦北地方は、熊本県の南西に位置する八代海に面した漁業、農業が盛んな地域です。漁業では、うたせ船による独特の漁が行われお客様を乗せる観光船は大変、人気があります。

紺碧の不知火海に、真っ白い帆をいっぱいにふくらませて滑っていく「うたせ船」は遠くから見ると白いドレスでおしゃれした「海の貴婦人」のような優雅な姿で魅了してくれます。

天農業においては柑橘類の生産が盛んで甘夏の栽培は生産量が日本一です。近年においては「不知火（デコポン）」の生産が増えています。
みなさんも伝統的な漁の体験や美味しいフルーツを食べに一度、訪れてみてはいかがですか。