船員資格の一覧/取得方法から難易度、費用まで
CREW QUALIFICATIONS

日本国内で取得できる船員資格には、以下のような種類があります。
これらの資格は、船舶の種類や職務内容によって異なります。
- 内航海技士(航海・機関): 内航船での航海や機関の業務を行うための限定的な資格。
- 水先人: 船舶の操船を支援するための専門的な資格で、特定の港や海域で活動。
これらの資格は、海事関係の教育機関での学習や実務経験を経て、国家試験を受けて取得することが一般的です。また、資格によっては特定の実習や研修の受講が必要になることもあります。
海技士資格
海技士(航海・機関)
海技士(航海)資格の取得方法、難易度、そして費用について詳しく説明します。
1取得方法
海技士(航海)資格は、船舶の航行を担当するために必要な資格であり、取得には以下の手順が必要です。
- 必要な学歴・職歴
海事教育機関の卒業 | 海技大学校や海上技術学校、商船高等専門学校など、海事教育機関で学ぶことが一般的です。これらの学校では、海技士資格の取得に必要な知識と実務を学びます。 |
乗船実務 経験 |
海技士(航海)の試験を受けるには、一定の乗船実務経験が必要です。実務経験の期間は、取得を目指す資格の級によって異なりますが、例えば三等航海士の場合、最低1年の乗船経験が必要です。 |
- 国家試験
筆記試験 | 航海法規、船舶操縦、気象・海象、航海計器、航海英語などの分野で筆記試験が行われます。 |
口述試験 | 筆記試験の合格者に対して、口述試験が実施されます。ここでは実務に関する知識が問われます。 |
2難易度
海技士(航海)の資格取得は、学習内容の専門性や実務経験の要求などから、難易度が高いとされています。特に筆記試験は広範な知識を問われ、また口述試験では実務に関する深い理解が必要です。
難易度は、次の点に依存します。
学習内容の 専門性 |
海洋に関する知識、気象、法規など、幅広い分野にわたる知識が必要です。 |
実務経験の 充実度 |
実務経験が試験内容の理解に直結するため、充実した経験が重要です。 |
試験の 合格率 |
一般的に、合格率は高くはなく、十分な準備が必要です。 |
3費用
海技士(航海)資格を取得するための費用は、以下のように複数の要素から構成されます。
- 教育費用
海事教育機関の学費 | 海技大学校や商船高等専門学校などで学ぶ場合、学費は数十万円から数百万円になります。奨学金制度がある場合もあります。 |
教材費 | 教材費や参考書代も別途必要になります。 |
- 試験費用
試験料 | 国家試験の受験料は級により異なりますが、おおよそ5,000円から15,000円程度です。 |
実習費用 | 実習や乗船訓練にかかる費用も必要です。これには、宿泊費や移動費が含まれることがあります。 |
- その他の費用
更新費用 | 資格取得後、定期的な更新や追加の講習を受けるための費用が発生する場合があります。 |
全体的に見て、海技士(航海)資格の取得には、時間とお金の両方が必要であり、また難易度も高いため、十分な準備と覚悟が求められます。
海技士(機関)
海技士(機関)資格の取得方法、難易度、費用について説明します。
1取得方法
海技士(機関)資格は、船舶のエンジンや機関の操作・保守を担当するために必要な資格で、以下の手順を経て取得します。
- 必要な学歴・職歴
海事教育機関の卒業 | 海技大学校や海上技術学校、商船高等専門学校などで機関士として必要な知識と技術を学びます。これらの教育機関を卒業することで、基礎的な学力と資格取得に必要な知識を身につけることができます。 |
乗船実務 経験 |
海技士(機関)の試験を受けるには、一定の乗船実務経験が必要です。例えば、三級海技士(機関)の場合、最低でも1年間の実務経験が求められます。これらの経験は、船舶でのエンジンや機関の操作、保守業務を含みます。 |
- 国家試験
筆記試験 | 機関法規、機関工学、燃料・潤滑油学、電気工学、機関英語などの分野で試験が行われます。特に機関工学や燃料学など、専門性の高い分野が中心です。 |
口述試験 | 筆記試験の合格者に対して、実務に関する口述試験が行われます。ここでは、具体的な操作やトラブルシューティングに関する質問がなされます。 |
実技試験 | 一部の級では、エンジンの操作や保守の実技試験が課されることがあります。 |
2難易度
海技士(機関)資格の難易度は、非常に高いとされています。特に以下の点で難易度が上がります。
専門知識の深さ | エンジン工学や機械工学など、非常に専門的な知識が求められます。機関士としての業務は、高度な技術が必要とされるため、これらの知識を深く理解していることが不可欠です。 |
実務経験の 重要性 |
実際の業務経験が試験の成績に大きく影響します。特に、実務で直面するトラブルやその解決方法を問われるため、経験の蓄積が合格の鍵となります。 |
試験の 合格率 |
筆記試験、口述試験ともに難易度が高く、合格率は決して高くはありません。しっかりとした学習と実務経験が求められます。 |
3費用
海技士(機関)資格を取得するための費用は、以下の要素から構成されます。
- 教育費用
海事教育機関の学費 | 海技大学校や商船高等専門学校などの学費は、数十万円から数百万円に及ぶことが一般的です。学費の他に、教材費や実習費がかかることもあります。 |
教材費 | 専門書や学習資料の購入費用が必要です。これらの教材は専門的であるため、価格が高いことが多いです。 |
- 試験費用
試験料 | 国家試験の受験料は級によって異なり、一般的に5,000円から15,000円程度です。 |
実習費用 | 実習や乗船訓練にかかる費用も必要です。これには、宿泊費や移動費が含まれます。 |
- その他の費用
更新費用 | 資格取得後、定期的に更新が必要で、更新時に追加の講習や試験を受けるための費用が発生します。 |
全体的に、海技士(機関)資格の取得にはかなりの費用と時間がかかります。難易度も高いため、継続的な学習と実務経験の蓄積が不可欠です。資格取得後は、船舶の安全運航に不可欠な役割を担うことになりますので、それに見合った努力が求められます。
海技士(通信)
海技士(通信)資格の取得方法、難易度、費用について説明します。
1取得方法
海技士(通信)資格は、船舶の通信業務を担当するために必要な資格で、以下の手順で取得することができます。
- 必要な学歴・職歴
海事教育機関の卒業 | 海技大学校や商船高等専門学校、海上技術学校などで、通信士に必要な知識と技術を学びます。これらの学校では、無線通信に関する基本的な知識や技術を習得できます。 |
乗船実務 経験 |
海技士(通信)の試験を受けるには、一定の乗船実務経験が必要です。通常、三級海技士(通信)を目指す場合、1年以上の実務経験が必要です。この実務経験には、船舶での通信業務の実践が含まれます。 |
- 国家試験
筆記試験 | 通信法規、無線工学、電気工学、通信英語などの科目で筆記試験が行われます。無線通信に関連する技術的な知識が問われます。 |
口述試験 | 筆記試験に合格した場合、実務に関する口述試験が行われます。通信操作やトラブル対応に関する理解が問われます。 |
実技試験 | 無線通信設備の操作やメンテナンスに関する実技試験が含まれることもあります。 |
2難易度
海技士(通信)資格の難易度は次のような要素で評価されます。
専門知識の深さ | 無線工学や通信技術に関する高度な知識が必要です。特に、無線機器の操作や故障時の対応について深く理解していることが重要です。 |
実務経験の 重要性 |
実務経験が豊富であるほど、試験内容を理解しやすくなります。特に、無線通信業務における実際の運用経験が、試験での成功に直結します。 |
試験の 合格率 |
他の海技士資格と同様に、試験の合格率は低めであり、しっかりとした準備が必要です。 |
3費用
海技士(通信)資格を取得するための費用は、以下の要素で構成されます。
- 教育費用
海事教育機関の学費 | 海技大学校や商船高等専門学校などの学費は、数十万円から数百万円かかります。これには、授業料や教材費、実習費が含まれます。 |
教材費 | 無線通信に関する専門書や学習資料の購入費用も必要です。 |
- 試験費用
試験料 | 国家試験の受験料は、級によって異なり、5,000円から15,000円程度です。 |
実習費用 | 実習や訓練にかかる費用も別途必要です。これには、実習設備の使用料や宿泊費、移動費などが含まれます。 |
- その他の費用
更新費用 | 資格取得後、一定期間ごとに更新が必要であり、更新時に講習や試験を受けるための費用がかかります。 |
海技士(通信)資格の取得には、専門的な知識と実務経験が求められます。難易度は高く、特に無線通信に関する技術的な理解が不可欠です。資格取得にかかる費用も、教育機関の学費や試験料、実習費など多岐にわたり、総合的に考えるとかなりの費用が必要です。資格取得後は、船舶の安全な航行を支える重要な役割を担うことになるため、それに見合った努力と準備が求められます。
海技士(電子)
海技士(電子)資格の取得方法、難易度、費用について説明します。
1取得方法
海技士(電子)資格は、船舶の電子機器の運用や保守を担当するために必要な資格で、以下の手順で取得できます。
- 必要な学歴・職歴
海事教育機関の卒業 | 海技大学校や商船高等専門学校、海上技術学校などの教育機関で、電子機器に関する知識と技術を学びます。これらの学校では、船舶に搭載されるレーダー、通信機器、ナビゲーションシステムなどの操作や保守に必要な知識を習得できます。 |
乗船実務 経験 |
海技士(電子)の試験を受けるには、一定の乗船実務経験が必要です。通常、三級海技士(電子)を目指す場合、1年以上の実務経験が求められます。この経験には、船舶上での電子機器の操作やメンテナンス業務が含まれます。 |
- 国家試験
筆記試験 | 電子工学、通信工学、船舶用電子機器、電気工学、海事法規などの分野で筆記試験が行われます。特に、電子機器や通信システムに関する高度な知識が問われます。 |
口述試験 | 筆記試験に合格した後、実務に関する口述試験が行われます。実際の電子機器の運用やトラブルシューティングに関する質問が多く出されます。 |
実技試験 | 一部の資格試験では、電子機器の操作や保守に関する実技試験が含まれることがあります。 |
2難易度
海技士(電子)資格の難易度は非常に高いとされています。以下の要素が難易度に影響を与えます。
専門知識の 要求度 |
電子工学や通信技術に関する深い理解が求められます。特に、船舶で使用される高度な電子機器の操作やメンテナンスについての知識が必要です。 |
実務経験の 重要性 |
試験の内容は実務経験に直結しているため、豊富な実務経験が合格への鍵となります。特に、トラブル対応や機器の適切な運用についての実践的な知識が求められます。 |
試験の 合格率 |
筆記試験、口述試験ともに難易度が高く、合格率は低めです。徹底した学習と実務経験の積み重ねが必要です。 |
3費用
海技士(電子)資格を取得するための費用は、以下の要素で構成されます。
- 教育費用
海事教育機関の学費 | 海技大学校や商船高等専門学校などの学費は、数十万円から数百万円に及びます。これには、授業料や教材費、実習費が含まれます。 |
教材費 | 電子工学や通信技術に関する専門書や学習資料の購入費用が必要です。専門性が高いため、教材費は比較的高額になることがあります。 |
- 試験費用
試験料 | 国家試験の受験料は、級によって異なり、5,000円から15,000円程度です。 |
実習費用 | 実習や訓練にかかる費用も必要です。これには、実習設備の使用料や宿泊費、移動費などが含まれます。 |
- その他の費用
更新費用 | 資格取得後、定期的に更新が必要です。更新時には講習や試験を受けるための費用が発生します。 |
海技士(電子)資格の取得には、高度な専門知識と豊富な実務経験が求められます。難易度は非常に高く、特に船舶で使用される電子機器に関する深い理解が必要です。また、資格取得にかかる費用も、教育費用、試験費用、実習費用など、総合的に見てかなりの額になります。資格を取得することで、船舶の安全運航に不可欠な役割を担うことになりますが、そのためには長期的な学習と実践的な訓練が必要です。
海技士(潜水)
海技士(潜水)資格の取得方法、難易度、費用について説明します。
1取得方法
海技士(潜水)資格は、潜水業務を伴う船舶の運航や管理を行うために必要な資格で、以下の手順で取得できます。
- 必要な学歴・職歴
海事教育機関の卒業 | 海技大学校や商船高等専門学校、海上技術学校などの海事教育機関で、潜水業務に関連する基礎的な知識と技術を学びます。これらの学校では、海洋学、潜水技術、救命設備の使用法など、潜水に関連する多くの分野での教育が行われます。 |
潜水実務 経験 |
海技士(潜水)の試験を受けるためには、一定の潜水実務経験が必要です。具体的には、潜水作業に関する一定の期間の実務経験が求められます。 |
- 国家試験
筆記試験 | 潜水法規、潜水技術、海洋学、潜水用具、救命措置などの分野で筆記試験が行われます。特に潜水における安全管理や緊急時対応についての知識が重視されます。 |
口述試験 | 筆記試験に合格した後、実務に関する口述試験が行われます。ここでは、実際の潜水作業に関する理解や緊急時対応能力が問われます。 |
実技試験 | 潜水技術に関する実技試験が行われることもあります。実際に潜水作業を行う際の手順や安全対策が確認されます。 |
- 健康診断
身体検査 | 潜水士としての適性を確認するための身体検査が必要です。特に肺や耳、心臓など、潜水作業に影響を与える健康状態が評価されます。 |
2難易度
海技士(潜水)資格の難易度は高く、以下の要素がその難易度に影響します。
専門知識の 深さ |
潜水技術、海洋環境、救命設備の使用など、非常に専門的な知識が求められます。特に潜水環境でのリスク管理や緊急対応に関する深い理解が不可欠です。 |
実務経験の 重要性 |
実際に潜水作業を行った経験が重要です。試験で問われる内容は、実務での経験に基づくものが多く、実際の作業経験が合否に直結します。 |
身体的 適性 |
潜水作業には身体的な適性が不可欠で、健康診断に合格することが前提となります。健康状態が試験の難易度に影響を与えることがあります。 |
3費用
海技士(潜水)資格を取得するための費用は、以下のような項目で構成されます。
- 教育費用
海事教育機関の学費 | 海技大学校や商船高等専門学校などの学費は、数十万円から数百万円に及びます。授業料のほか、潜水関連の特殊機材の使用料や実習費用が含まれます。 |
教材費 | 潜水技術や安全管理に関する教材や学習資料の購入費用が必要です。 |
- 試験費用
試験料 | 国家試験の受験料は、5,000円から15,000円程度です。 |
実習費用 | 潜水実習に必要な費用や機材のレンタル費用が別途発生します。これには、潜水服や酸素ボンベなどの専門的な装備の使用料が含まれます。 |
- 健康診断費用
身体検査 費用 |
健康診断にかかる費用も別途必要です。特に潜水士向けの専門的な検査が求められるため、通常の健康診断よりも高額になることがあります。 |
- その他の費用
更新費用 | 資格取得後、定期的な更新が必要で、更新時には追加の講習や試験、健康診断を受けるための費用が発生します。 |
海技士(潜水)資格の取得には、専門的な知識、豊富な実務経験、そして身体的な適性が求められます。難易度は高く、特に潜水技術に関する深い理解と実践的な能力が必要です。また、資格取得にかかる費用は、教育費用、試験費用、実習費用、健康診断費用など多岐にわたり、総合的にかなりの額が必要です。資格取得後は、潜水作業を伴う船舶の運航や管理を担当する重要な役割を担うことになりますので、徹底した準備が必要です。
未経験で船員になるには?
未経験から船員になるために「海技士養成講習(六級一種)」の講習を受ける方法があります。
海技士養成講習(六級一種)とは、船乗り(船員)としての経験がない未経験の人が、「6級海技士」の国家試験を受験するために受講する海技士養成講習のことです。

- 1海技士養成講習(六級一種)を受講する(4.5ヶ月)
- 26ヶ月の乗船履歴をつける(実務経験を積む)
- 36級海技士の資格を取る
- 4働きたい船の種類や乗船期間を決める
- 5条件に合う船員の求人情報を探して就職する
関連ページ:
・船乗り(船員)になるには?給料や待遇、未経験や30代からでも可能?などを解説
・船員(船乗り)の仕事とは?年収やボーナスや仕事内容まで徹底解説!
海技士養成講習(六級一種)が受講できる場所・日程
日本海洋資格センターが実施する海技士養成講習(六級一種)は、
- JML関西事務所(兵庫):兵庫県西宮市西宮浜1
- JML九州海技学院(熊本):熊本県宇城市三角町三角浦1193番地
の2箇所での受講が可能です。
4.5ヶ月の講習ですので自宅から通うのではなく、近くに手配された宿泊所に住みながら受講するケースがほとんどですので、全国各地から受講生が来ています。
講習の日程は、毎年
- 4月〜9月
- 5月〜10月
- 7月〜12月
- 9月〜2月
- 10月〜3月
などの日程で開催しています。
各区会場の詳しい日程については、海技士養成講習(六級一種)のページからご覧ください。
(そのまま、申込みいただくことも可能です)
小型船舶操縦士資格
1級小型船舶操縦士
1級小型船舶操縦士の取得方法、難易度、費用について説明します。
1取得方法
1級小型船舶操縦士資格は、総トン数20トン未満のすべての小型船舶を、航行区域の制限なく操縦できる資格です。この資格を取得するための手順は以下の通りです。
- 受験資格
年齢要件 | 1級小型船舶操縦士を受験するには、満18歳以上であることが必要です。 |
身体検査 | 受験には視力、聴力、色覚などに関する身体検査があり、これに合格する必要があります。 |
- 講習の受講
学科講習 | 小型船舶操縦士資格を取得するには、登録小型船舶教習所で学科講習を受けることが一般的です。講習では、航海法規や船舶の運用に関する知識、安全運航に関する内容を学びます。 |
実技講習 | 実技講習では、船舶の操縦方法、離着岸の操作、非常時の対応などの実技を習得します。 |
- 国家試験
学科講習 | 学科試験では、航海法規や運航知識、安全管理に関する内容が問われます。試験は多肢選択式(マークシート形式)で行われます。 |
実技講習 | 実技試験では、実際に船舶を操縦しての試験が行われ、操船技術、安全操作が評価されます。 |
- 免除制度
教習所での試験免除 | 一部の教習所では、所定の講習を受講し修了試験に合格することで、国家試験の一部(学科・実技)の免除が可能です。 |
2難易度
1級小型船舶操縦士資格の難易度は、中程度と考えられますが、以下の点が難易度に影響します。
学科試験の内容 | 学科試験は、法規や運航に関する幅広い知識が求められます。特に法規や海上での安全運航に関する知識が重要です。 |
実技試験の内容 | 実技試験では、正確な操船技術が求められます。特に、風や波の影響を考慮しながらの操船や緊急時の対応が評価されるため、経験が少ないと難しく感じることがあります。 |
試験 合格率 |
一般的には、しっかりと講習を受けた場合の合格率は比較的高いとされていますが、自己学習のみで挑戦する場合は難易度が上がります。 |
3費用
1級小型船舶操縦士資格を取得するための費用は、以下の要素で構成されます。
- 講習費用
学科講習 費用 |
教習所での学科講習の費用は、おおよそ5万円から10万円程度です。教習所によって異なるため、詳細は各教習所に確認する必要があります。 |
実技講習 費用 |
実技講習の費用も同様に、5万円から10万円程度かかります。教習所や場所により変動します。 |
- 試験費用
国家試験の 受験料 |
学科試験と実技試験を受ける場合の受験料は、おおよそ1万5千円から2万円程度です。教習所での試験を受ける場合は、費用が異なることがあります。 |
- その他の費用
教材費 | 教材や参考書の購入費用が別途かかります。これには、数千円から数万円程度の費用が含まれます。 |
身体検査 費用 |
視力、聴力などの身体検査を受けるための費用が数千円かかることがあります。 |
1級小型船舶操縦士資格の取得には、講習と国家試験の合格が必要です。難易度は中程度で、特に学科試験の内容や実技試験での操船技術が重要です。費用は講習費用と試験費用を合わせて10万円から20万円程度が一般的で、さらに教材費や身体検査費用が加わります。資格を取得することで、沿岸区域に制限なく幅広い小型船舶を操縦できるようになります。
1級小型船舶操縦士が受講できる場所・日程
日本海洋資格センターが実施する1級小型船舶操縦士は、
- 福岡県
- 大分県
- 広島県
- 山口県
- 佐賀県
- 宮崎県
- 岡山県
- 徳島県
- 熊本県
- 鹿児島県
- 島根県
- 兵庫県
- 長崎県
- 沖縄県
- 鳥取県
- 大阪府
での受講が可能です。
各区会場の詳しい日程については、1級小型船舶操縦士のページからご覧ください。
(そのまま、申込みいただくことも可能です)
2級小型船舶操縦士
2級小型船舶操縦士の取得方法、難易度、費用について説明します。
1取得方法
2級小型船舶操縦士資格は、総トン数20トン未満の小型船舶を、沿岸から5海里(約9.26km)以内で操縦するための資格です。取得手順は以下の通りです。
- 受験資格
年齢要件 | 2級小型船舶操縦士を受験するには、満16歳以上であることが必要です。 |
身体検査 | 受験には視力、聴力、色覚などに関する身体検査があり、これに合格する必要があります。 |
- 講習の受講
学科講習 | 登録小型船舶教習所で学科講習を受けることが一般的です。ここでは、航海法規、操船理論、安全運航に関する基礎知識を学びます。 |
実技講習 | 実技講習では、船舶の操縦方法、基本的な操船技術、緊急時の対応などを学びます。 |
- 国家試験
学科試験 | 学科試験では、法規や運航知識、安全管理に関する内容が問われます。試験は多肢選択式(マークシート形式)で行われます。 |
実技試験 | 実技試験では、実際に船舶を操縦し、操船技術や安全操作の習得度を評価されます。 |
- 免除制度
教習所での試験免除 | 指定された教習所で所定の講習を受講し修了試験に合格すれば、国家試験の一部(学科・実技)の免除を受けられます。これにより、教習所内で資格を取得することも可能です。 |
2難易度
2級小型船舶操縦士資格の難易度は、比較的低めとされていますが、以下の点が影響します。
学科試験の内容 | 基本的な法規や運航に関する知識が問われますが、内容は比較的シンプルで、特に教習所での講習を受けることで合格率が上がります。 |
実技試験の内容 | 実技試験では、基本的な操船技術が求められます。風や波の影響を考慮した操船や、緊急時の対応が評価されるため、事前にしっかりと訓練を受けることが重要です。 |
試験の 合格率 |
学科試験と実技試験の合格率は高めで、しっかりと準備すれば合格は十分に可能です。 |
3費用
2級小型船舶操縦士資格を取得するための費用は、以下のように構成されます。
- 講習費用
学科講習 費用 |
登録小型船舶教習所での学科講習費用は、約5万円から8万円程度です。講習所によって費用は異なります。 |
実技講習 費用 |
実技講習の費用も同様に、5万円から8万円程度かかります。 |
- 試験費用
国家試験の 受験料 |
学科試験と実技試験の受験料は、1万5千円から2万円程度です。教習所で免除を受ける場合は、これが含まれることがあります。 |
- その他の費用
教材費 | 学習に必要な教材や参考書の購入費用が数千円から数万円かかります。 |
身体検査 費用 |
視力や聴力などの身体検査を受けるための費用が数千円かかります。 |
2級小型船舶操縦士資格は、比較的簡単に取得できる資格で、沿岸近くでのレジャー用ボートの操縦に適しています。費用は講習と試験を合わせて10万円から15万円程度が一般的で、さらに教材費や身体検査費用が加わります。難易度はそれほど高くなく、特に教習所での講習を受けることで合格しやすくなります。資格を取得すれば、沿岸5海里以内の広い範囲で小型船舶を安全に操縦することが可能です。
2級小型船舶操縦士が受講できる場所・日程
日本海洋資格センターが実施する2級小型船舶操縦士は、
- 福岡県
- 大分県
- 広島県
- 山口県
- 佐賀県
- 宮崎県
- 岡山県
- 徳島県
- 熊本県
- 鹿児島県
- 島根県
- 兵庫県
- 長崎県
- 沖縄県
- 鳥取県
- 大阪府
での受講が可能です。
各区会場の詳しい日程については、2級小型船舶操縦士のページからご覧ください。
(そのまま、申込みいただくことも可能です)
特殊小型船舶操縦士
特殊小型船舶操縦士資格は、水上オートバイ(ジェットスキー)など、特殊な小型船舶を操縦するための資格です。取得方法、難易度、費用について詳しく説明します。
1取得方法
特殊小型船舶操縦士資格の取得手順は以下の通りです。
- 受験資格
年齢要件 | 特殊小型船舶操縦士を受験するには、満16歳以上であることが必要です。 |
身体検査 | 視力、聴力、色覚などに関する身体検査に合格する必要があります。具体的には、矯正視力で0.5以上、聴力に問題がないこと、色覚異常がないことなどが条件となります。 |
- 講習の受講
学科講習 | 登録小型船舶教習所で学科講習を受講することが一般的です。講習内容には、航海法規、航行区域の制限、安全運航の基本が含まれます。学科講習は1日程度で修了する場合が多いです。 |
実技講習 | 実技講習では、水上オートバイの操作方法、離着岸の技術、緊急時の対応などを学びます。実技講習も1日程度で行われることが多いです。 |
- 国家試験
学科試験 | 学科試験は、航海法規や運航知識、安全管理に関する内容で、多肢選択式(マークシート形式)で行われます。試験時間は短めです。 |
実技試験 | 実技試験では、水上オートバイの基本操作や緊急時の対応について評価されます。具体的には、発進・停止、転回、急ブレーキ、避航操作などの技術が求められます。 |
- 免除制度
教習所での試験免除 | 登録小型船舶教習所で所定の講習を受講し修了試験に合格すれば、国家試験の学科試験と実技試験が免除される制度があります。多くの受験者がこの方法で資格を取得します。 |
2難易度
特殊小型船舶操縦士資格の難易度は、比較的低めとされていますが、次の要素が関係します。
学科試験の内容 | 基本的な法規や安全運航に関する知識が問われますが、内容はシンプルで、講習を受けた後であれば、しっかりと準備すれば合格は難しくありません。 |
実技試験の内容 | 実技試験では、基本的な操作技術が問われます。水上オートバイの操作に慣れていれば難易度はそれほど高くありませんが、経験が少ない場合は練習が必要です。 |
試験の 合格率 |
一般的に合格率は非常に高く、特に教習所での講習を受けた場合、合格は十分に可能です。 |
3費用
特殊小型船舶操縦士資格を取得するための費用は、以下の要素で構成されます。
- 講習費用
学科講習 費用 |
教習所での学科講習費用は、約2万円から4万円程度です。 |
実技講習 費用 |
実技講習の費用も同様に、2万円から4万円程度かかります。 |
- 試験費用
国家試験の 受験料 |
国家試験を受験する場合の費用は、学科試験と実技試験を合わせて1万円から2万円程度です。ただし、教習所での講習を修了し試験免除を受ける場合、この費用は不要になります。 |
- その他の費用
教材費 | 教材や参考書の購入費用が数千円かかります。 |
身体検査 費用 |
視力や聴力などの身体検査費用が数千円程度です。 |
特殊小型船舶操縦士資格の取得は、比較的簡単で短期間で可能です。費用は、講習と試験を合わせて5万円から10万円程度が一般的で、教材費や身体検査費用が加わります。難易度はそれほど高くなく、特に教習所での講習を受けることで合格しやすくなります。資格を取得すれば、水上オートバイなどの特殊な小型船舶を安全に操縦できるようになります。
特殊小型船舶操縦士が受講できる場所・日程
日本海洋資格センターが実施する特殊小型船舶操縦士は、
- 福岡県
- 大分県
- 広島県
- 山口県
- 佐賀県
- 宮崎県
- 岡山県
- 徳島県
- 熊本県
- 鹿児島県
- 島根県
- 兵庫県
- 長崎県
- 沖縄県
- 鳥取県
- 大阪府
での受講が可能です。
各区会場の詳しい日程については、特殊小型船舶操縦士のページからご覧ください。
(そのまま、申込みいただくことも可能です)
遊漁船業務主任者
遊漁船業務主任者は、遊漁船(釣り客などを乗せて操業する船)の運航を管理・監督するために必要な資格です。遊漁船業務主任者資格は、特定の条件下で必要となるもので、主に以下の内容で説明します。
1取得方法
遊漁船業務主任者になるためには、以下の手順を踏む必要があります。
- 必要な資格
小型船舶操縦士資格 | まず、1級または2級の小型船舶操縦士資格を取得していることが前提となります。遊漁船業務主任者の資格は、この操縦士資格を持っていることが条件です。 |
遊漁船業務主任者講習の受講 | 遊漁船業務主任者として活動するためには、各都道府県が実施している「遊漁船業務主任者講習」を受講する必要があります。講習は一般的に1日で完結し、終了時に修了証が交付されます。 |
- 講習内容
法律や 規則 |
講習では、遊漁船業に関する法律や規則、安全管理、漁業資源の保護に関する知識が教えられます。 |
安全対策 | 乗客の安全を守るための対策や、緊急時の対応方法も講習内容に含まれます。 |
漁業資源管理 | 持続可能な漁業資源の利用を確保するための知識も習得します。 |
- 講習後の手続き
修了証の取得 | 講習を修了すると、修了証が交付され、これにより遊漁船業務主任者としての資格が得られます。 |
申請 手続き |
実際に遊漁船を運航するには、地方運輸局や都道府県の漁業取締機関に対して、遊漁船業務主任者としての登録や、営業許可の申請が必要となります。 |
2難易度
遊漁船業務主任者資格の取得難易度は、比較的低いとされています。主な理由は以下の通りです。
講習の 内容 |
講習は1日程度で終了する内容であり、法律や規則、安全対策などの基礎的な知識を習得するものです。特に難解な内容は含まれていません。 |
試験の 有無 |
講習後の修了証交付には、試験などはありません。受講さえすれば資格を得ることができるため、学習や試験準備の負担は少ないです。 |
前提資格 | 小型船舶操縦士資格が必要ですが、この資格はすでに多くの漁師や船長が取得していることが多いため、特別に難易度が上がる要素ではありません。 |
3費用
遊漁船業務主任者資格を取得するための費用は、以下の要素で構成されます。
- 講習費用
受講料 | 講習の受講料は、各都道府県や講習を実施する機関によって異なりますが、一般的には数千円から1万円程度です。 |
- その他の費用
交通費 | 講習会場への交通費がかかる場合があります。 |
小型船舶操縦士資格の取得費用 | 遊漁船業務主任者講習を受けるためには、事前に1級または2級小型船舶操縦士資格を取得している必要があります。この取得費用は10万円から20万円程度かかりますが、すでに資格を持っている場合は追加費用はかかりません。 |
遊漁船業務主任者資格の取得は比較的容易であり、講習を1日受けるだけで資格が得られます。難易度も低く、試験がないため学習負担も少ないです。費用は講習受講料が数千円から1万円程度で、小型船舶操縦士資格をすでに持っていれば追加の資格取得費用はかかりません。この資格を取得することで、遊漁船を運航し、釣り客を安全に案内することが可能になります。
特殊資格
船舶料理士
船舶料理士は、船舶で食事の調理・提供を行うための資格です。海上で働く船員や乗客に食事を提供するためには、この資格が必要です。取得方法、難易度、費用について詳しく説明します。
1取得方法
船舶料理士資格を取得するための手順は以下の通りです。
- 受験資格
年齢要件 | 満18歳以上であることが必要です。 |
学歴・ 経験要件 |
船舶料理士の資格を受験するには、以下のいずれかの要件を満たしている必要があります。 ・調理師免許を取得していること。 ・または、2年以上の調理経験があること(調理師免許がない場合)。 |
- 講習の受講
船舶料理士養成施設での講習 | 資格取得には、国土交通省が認定する船舶料理士養成施設で所定の講習を受講する必要があります。講習では、船上での調理方法、衛生管理、食品保存方法などが教えられます。 |
- 国家試験
学科試験 | 学科試験では、食品衛生、栄養学、調理理論、海事関係法規などの分野について出題されます。 |
実技試験 | 実技試験では、実際に料理を調理し、その技術と知識が評価されます。特に船上での環境を想定した調理技術が問われます。 |
2難易度
船舶料理士資格の難易度は、以下の要素によって評価されます。
学科試験の内容 | 食品衛生や栄養学、調理理論に関する知識が必要です。調理師免許を持っている場合や、調理経験が豊富であれば、それほど難しくはありません。 |
実技試験の内容 | 実技試験では、限られた船上の環境で効率的に調理を行う技術が求められます。船上特有の状況を想定した調理が評価されるため、船上での実務経験があると有利です。 |
経験の 重要性 |
調理師免許を持っている場合、試験の内容は一般的な調理師試験に近い部分が多いため、難易度は低めと考えられます。一方、実務経験が浅い場合は、実技試験が難しいと感じることがあるかもしれません。 |
3費用
船舶料理士資格を取得するための費用は、以下のように構成されます。
- 講習費用
養成施設での講習費用 | 船舶料理士養成施設での講習費用は、施設によって異なりますが、一般的には10万円から20万円程度です。講習期間は数週間から数か月にわたることがあります。 |
- 試験費用
試験料 | 国家試験の受験料は、おおよそ1万円から2万円程度です。これは学科試験と実技試験の受験料を含みます。 |
- その他の費用
教材費 | 講習や試験のために必要な教材費が数千円から数万円かかることがあります。 |
交通費・ 宿泊費 |
養成施設や試験会場への交通費や、遠方から受験する場合の宿泊費が発生することがあります。 |
船舶料理士資格の取得には、調理師免許や調理経験があることが前提となり、さらに養成施設での講習と国家試験の合格が必要です。難易度は、調理師としての経験がある場合はそれほど高くありませんが、船上の特殊な環境での調理に慣れていない場合は、実技試験で難しさを感じるかもしれません。費用は、講習費用や試験費用を合わせて10万円から20万円程度が一般的で、その他に教材費や交通費が必要です。資格を取得することで、船上での調理業務を担当するための専門的な知識と技術を証明できるようになります。
無線従事者資格
無線従事者資格は、無線設備を操作するために必要な資格で、船舶や航空機、無線局などでの無線通信業務を行う際に必須となる資格です。無線従事者資格にはいくつかの種類があり、それぞれ取得方法や難易度、費用が異なります。以下に、主要な無線従事者資格について説明します。
1主な無線従事者資格の種類
- 第一級海上無線通信士
概要 | 船舶無線通信業務の最高位の資格で、大型船舶や国際航路を航行する船舶での無線通信を担当するために必要です。 |
取得方法 |
・学歴要件: 特に制限はありませんが、高校卒業程度の学力が求められます。 ・試験: 電波法規、無線工学、無線通信技術、電気通信英語などの科目で試験が行われます。 ・実務経験: 必要ありません。 |
難易度 | 非常に高い。幅広い無線通信に関する高度な知識が必要です。 |
費用 | 受験料は数万円程度。さらに、参考書や教材費が必要です。 |
- 第二級海上無線通信士
概要 | 国際航路を航行しない中型船舶での無線通信を担当するための資格です。 |
取得方法 |
・学歴要件: 特に制限はありません。 ・試験: 第一級に準じた内容ですが、やや簡略化されています。 ・実務経験: 必要ありません。 |
難易度 | 第一級に比べるとやや低いですが、依然として難易度は高いです。 |
費用 | 受験料は数万円程度。教材費も別途必要です。 |
- 第三級海上無線通信士
概要 | 沿岸航路を航行する小型船舶や漁船での無線通信を担当するための資格です。 |
取得方法 |
・学歴要件: 特に制限はありません。 ・試験: 電波法規や無線工学、無線通信技術など、内容は第一級・第二級に比べて簡単です。 ・実務経験: 必要ありません。 |
難易度 | 比較的易しい。無線通信に関する基礎知識があれば合格可能です。 |
費用 | 受験料は数万円程度。 |
- 第四級海上無線通信士
概要 | 小型の船舶やプレジャーボートでの無線通信を担当するための資格です。 |
取得方法 |
・学歴要件: 特に制限はありません。 ・試験: 基本的な電波法規や無線通信技術について出題されます。 ・実務経験: 必要ありません。 |
難易度 | 無線従事者資格の中では最も易しいとされています。 |
費用 | 受験料は1万円前後です。教材費も別途必要ですが、比較的低額です。 |
2一般的な取得方法
- 国家試験を受ける
無線従事者資格は、総務省が主催する国家試験を受けて合格することで取得できます。 |
試験内容は資格の種類に応じて異なりますが、いずれも無線通信に関する法律や技術、無線工学に関する知識が問われます。 |
- 認定校の課程修了
一部の資格については、総務省が認定する学校や養成所で所定の課程を修了することで、国家試験が免除され資格を取得できる場合があります。 |
認定校での教育課程では、基礎から専門知識まで幅広く学べるため、実務未経験者にも適しています。 |
3難易度
無線従事者資格の難易度は、取得する資格の種類によって大きく異なります。
第一級・第二級海上無線通信士 | 難易度は非常に高いです。特に無線工学や電気通信英語に関する高度な知識が必要とされます。 |
第三級海上無線通信士 | 難易度は中程度。基礎的な無線通信知識が必要です。 |
第四級海上無線通信士 | 難易度は低いですが、無線通信の基本的な法律と技術に関する理解が求められます。 |
4費用
無線従事者資格の取得費用は、資格の種類や取得方法によって異なります。
国家試験の 受験料 |
一般的に1万円から3万円程度。高級資格になるほど受験料は高くなります。 |
認定校の受講料 | 認定校で課程を修了する場合、数十万円程度の費用がかかることがあります。これには教材費や設備費が含まれる場合もあります。 |
教材費 | 試験対策のための参考書や問題集の購入費用が別途必要です。資格の難易度に応じて1万円から数万円かかることがあります。 |
無線従事者資格の取得は、船舶や航空機での無線通信を行うために必要不可欠です。資格の種類に応じて、取得方法、難易度、費用は大きく異なります。特に上位資格である第一級・第二級海上無線通信士は難易度が高く、しっかりとした準備が必要です。一方、第四級海上無線通信士は比較的容易に取得でき、費用も低めに抑えられます。資格を取得することで、無線通信業務に携わるための専門知識と技術が身につき、海上や航空での通信業務に従事することが可能になります。
内航船船員資格
一級内航船船員
一級内航船船員資格は、内航船(国内の沿岸や内陸水域を航行する船舶)での業務を行うために必要な資格です。この資格を取得することで、内航船での航海や機関の操作に携わることが可能になります。以下に、取得方法、難易度、費用について詳しく説明します。
1取得方法
一級内航船船員資格を取得するための手順は以下の通りです。
- 必要な資格・学歴
海技士(航海)または海技士(機関)資格 | 一級内航船船員になるためには、まず海技士(航海)または海技士(機関)の資格を取得している必要があります。この資格は、船舶での業務に必要な技術や知識を証明するものです。 |
- 乗船実務経験
実務経験の 必要性 |
一級内航船船員の資格を取得するためには、一定の乗船実務経験が必要です。具体的な期間や内容は、取得を目指す業務の内容(航海か機関か)によって異なります。通常、海技士の資格を持っていることが前提となりますが、資格の級や種類によっては追加の実務経験が必要な場合もあります。 |
- 講習の受講
内航船員 養成講習 |
資格取得のために、国土交通省や内航船員教育訓練機関が実施する内航船員養成講習を受講する必要があります。この講習では、内航船での業務に必要な知識と技術を学びます。 |
- 国家試験
筆記試験 | 内航船に関する法規、航海術、機関工学、安全管理などの分野で筆記試験が行われます。試験内容は、資格の級や専門分野に応じて異なります。 |
実技試験 | 一部の場合、実技試験が行われることもあります。これは、航海操作や機関のメンテナンスなどの実技スキルが評価されます。 |
2難易度
一級内航船船員資格の難易度は、取得する分野(航海か機関か)と個々のバックグラウンドに依存します。
専門知識の 必要性 |
航海や機関に関する高度な専門知識が必要で、これらの知識は海技士資格取得時に習得したものが基本となります。試験の難易度はこれらの専門知識の深さに依存します。 |
実務経験の 重要性 |
実務経験が豊富であれば、試験内容を理解しやすくなり、実技試験もスムーズに対応できる可能性が高くなります。 |
試験の 合格率 |
一級内航船船員の試験の合格率は、準備の程度や受験者の経験によりますが、しっかりと準備をすれば合格することは十分可能です。 |
3費用
一級内航船船員資格を取得するための費用は、以下の要素で構成されます。
- 講習費用
内航船員養成講習の費用 | 講習費用は、講習の内容や期間によって異なりますが、数万円から十数万円程度が一般的です。この費用には、講習で使用する教材費や実習費用も含まれることがあります。 |
- 試験費用
国家試験の 受験料 |
筆記試験と実技試験を含めた受験料は、通常1万円から2万円程度です。 |
- その他の費用
教材費 | 試験対策用の教材や参考書の購入費用が別途必要です。これには数千円から数万円程度かかることがあります。 |
交通費・ 宿泊費 |
講習や試験のために遠方に出向く場合、交通費や宿泊費が発生することがあります。 |
一級内航船船員資格は、内航船での業務を行うために必要な高度な資格です。取得には、まず海技士(航海)または海技士(機関)の資格が必要で、その上で内航船員養成講習の受講と国家試験の合格が求められます。難易度は専門知識や実務経験に依存しますが、しっかりと準備すれば合格は十分に可能です。資格取得にかかる費用は、講習費用や試験費用を合わせて10万円から20万円程度が一般的で、その他に教材費や交通費がかかります。資格を取得することで、内航船での航海や機関の操作に関する責任ある業務に携わることが可能になります。
二級内航船船員
二級内航船船員資格は、内航船(国内の沿岸や内陸水域を航行する船舶)での業務を行うために必要な資格で、一級に比べてより限定された範囲での業務に従事することが可能です。以下に、二級内航船船員資格の取得方法、難易度、費用について説明します。
1取得方法
二級内航船船員資格を取得するための手順は以下の通りです。
- 必要な資格・学歴
学歴条件 | 特別な学歴要件はありません。ただし、船員としての基本的な知識や技術を持っていることが求められます。 |
- 乗船実務経験
実務経験の 必要性 |
一般的には、内航船での一定の乗船実務経験が必要です。これは、船舶の運航や機関操作に関連する実務経験を積むことが目的です。 ・例えば、三級海技士(航海)または三級海技士(機関)を持っている場合は、乗船経験が短縮されることがあります。 |
- 講習の受講
内航船員 養成講習 |
二級内航船船員の資格を取得するには、国土交通省が認定する内航船員養成施設で講習を受ける必要があります。この講習では、内航船での業務に必要な基礎的な知識と技術が教えられます。 |
- 国家試験
筆記試験 | 法規、航海術、機関工学、安全管理などの分野で筆記試験が行われます。二級の場合、一級と比べて範囲がやや限定されており、難易度も低めです。 |
実技試験 | 必要に応じて実技試験が行われることがあります。実技試験では、基本的な操船技術や機関操作が評価されます。 |
2難易度
二級内航船船員資格の難易度は、以下の要素によって評価されます。
専門知識の 必要性 |
一級に比べると試験範囲が限定されているため、難易度は低めです。しかし、基礎的な航海術や機関工学に関する知識はしっかりと理解しておく必要があります。 |
実務経験の 重要性 |
実務経験が豊富であれば、試験内容を理解しやすくなります。特に実技試験がある場合、実務経験が合格に直結します。 |
試験の 合格率 |
二級内航船船員の試験は、一級に比べて合格率が高く、しっかりと準備をすれば合格は比較的容易です。 |
3費用
二級内航船船員資格を取得するための費用は、以下の要素で構成されます。
- 講習費用
内航船員養成講習の費用 | 講習費用は講習期間や内容により異なりますが、数万円から十数万円程度が一般的です。この費用には、講習中に使用する教材費や実習費用が含まれることがあります。 |
- 試験費用
国家試験の 受験料 |
筆記試験と実技試験を含めた受験料は、通常1万円から2万円程度です。 |
- その他の費用
教材費 | 試験対策用の教材や参考書の購入費用が数千円から数万円程度かかります。 |
交通費・ 宿泊費 |
講習や試験のために遠方に出向く場合、交通費や宿泊費が発生することがあります。 |
二級内航船船員資格は、内航船での限定された業務に従事するために必要な資格です。取得には内航船員養成講習の受講と国家試験の合格が求められます。難易度は一級よりも低めで、特に基礎的な知識や実務経験があれば合格は十分に可能です。資格取得にかかる費用は、講習費用や試験費用を合わせて10万円程度が一般的で、その他に教材費や交通費がかかることがあります。資格を取得することで、内航船での業務に従事し、船舶運航や機関操作に携わることが可能になります。
内航海技士(限定)
内航海技士(航海・機関)
内航海技士(航海・機関)資格は、内航船(国内の沿岸や内陸水域を航行する船舶)での航海業務や機関業務を担当するために必要な資格です。この資格を取得することで、内航船での船長や機関長などの役割を果たすことが可能になります。以下に、内航海技士(航海・機関)の取得方法、難易度、費用について説明します。
1取得方法
内航海技士(航海・機関)資格を取得するための手順は以下の通りです。
- 受験資格
学歴・ 経験要件 |
受験には、一定の学歴や実務経験が必要です。具体的には、以下のような条件を満たす必要があります。 ・学歴要件:高等学校、海上技術学校、海事系高等専門学校、または大学を卒業していることが一般的です。ただし、学歴に応じて必要な実務経験が異なります。 ・実務経験要件:学歴に応じた一定の乗船実務経験が必要です。例えば、海事系の教育機関を卒業している場合は、乗船実務経験が短縮されることがあります。 |
- 内航船員養成講習の受講
養成施設での 講習 |
内航海技士資格を取得するためには、国土交通省が認定する内航船員養成施設で所定の講習を受講する必要があります。この講習では、航海法規、船舶運航、機関の操作・保守、救命・防火対策などの知識を学びます。 |
- 講習の受講
内航船員 養成講習 |
資格取得のために、国土交通省や内航船員教育訓練機関が実施する内航船員養成講習を受講する必要があります。この講習では、内航船での業務に必要な知識と技術を学びます。 |
- 国家試験
筆記試験 |
試験科目は、資格の種類(航海か機関か)によって異なりますが、主に以下の内容が含まれます。 ・航海分野: 航海法規、航海計器、気象・海象、航海術など。 ・機関分野: 機関法規、機械工学、機関装置、機関運転理論など。 |
口述試験 | 筆記試験に合格した場合、口述試験が行われることがあります。これは、実際の業務に関する知識や応用力を確認するための試験です。 |
実技試験 | 必要に応じて、実際の船舶や機関の操作に関する実技試験が行われます。 |
2難易度
内航海技士(航海・機関)資格の難易度は、以下の要素によって評価されます。
専門知識の深さ | 船舶の航海や機関の操作に関する高度な知識が必要です。特に、内航船における特殊な航海条件や機関操作に関する知識が問われます。 |
実務経験の 重要性 |
実務経験が豊富であれば、試験内容の理解が進み、実技試験にも有利です。経験が少ない場合は、試験内容に苦戦することがあるかもしれません。 |
試験の 合格率 |
試験の合格率は科目や資格の種類によって異なりますが、全体としては中程度からやや高めとされています。十分な準備をすれば、合格は十分に可能です。 |
3費用
内航海技士(航海・機関)資格を取得するための費用は、以下の要素で構成されます。
- 講習費用
内航船員養成講習の費用 | 講習費用は、講習期間や内容により異なりますが、通常10万円から20万円程度が一般的です。この費用には、講習中に使用する教材費や実習費用が含まれます。 |
- 試験費用
国家試験の 受験料 |
筆記試験、口述試験、実技試験の受験料は、それぞれ数千円から1万円程度です。受験科目数によって費用が異なります。 |
- その他の費用
教材費 | 試験対策用の教材や参考書の購入費用が数千円から数万円程度かかります。 |
交通費・ 宿泊費 |
講習や試験のために遠方に出向く場合、交通費や宿泊費が発生することがあります。 |
内航海技士(航海・機関)資格は、内航船での航海や機関業務を行うために必要な資格で、取得には国土交通省認定の講習の受講と国家試験の合格が求められます。難易度は中程度で、特に実務経験があると合格しやすくなります。資格取得にかかる費用は、講習費用や試験費用を合わせて10万円から20万円程度が一般的で、その他に教材費や交通費がかかります。資格を取得することで、内航船での重要な役割を担い、船舶の運航や機関の管理に従事することが可能になります。
水先人資格
水先人
水先人資格は、港湾や狭水道など特定の海域で船舶の操船を支援する専門家としての資格です。水先人は、特定の地域での海況や水路に精通し、船舶を安全に航行させるために欠かせない存在です。以下に、水先人資格の取得方法、難易度、費用について詳しく説明します。
1取得方法
水先人資格を取得するためには、以下の手順を踏む必要があります。
- 受験資格
年齢要件 | 受験資格を得るためには、21歳以上であることが必要です。 |
学歴・ 経験要件 |
・海技士資格の保有:水先人資格を取得するためには、まず「一級海技士(航海)」または「二級海技士(航海)」の資格を持っていることが求められます。 ・乗船実務経験:一級海技士(航海)または二級海技士(航海)の資格を取得後、一定期間の乗船実務経験が必要です。具体的には、大型船舶の航海士として、一定の航海経験が求められます。 ・その他の要件:一部の地域では、特定の海域での実務経験や現地での操船経験が求められることがあります。 |
- 水先人試験の受験
水先人 試験 |
水先人資格を取得するためには、以下のような科目で構成される国家試験に合格する必要があります。 ・学科試験:海洋法規、海事法、気象・海象、航海計器、航法など、船舶の安全運航に関する知識が問われます。 ・口述経験:学科試験の合格者に対して行われる面接形式の試験で、実際の業務に関する知識や判断力が評価されます。 ・実技試験:実際に船舶を操船し、特定の海域での操船技術や判断力が評価されます。 |
- 水先人養成施設での研修
研修の 受講 |
資格取得後、特定の水域で活動する水先人になるためには、水先人養成施設での研修を受講し、修了することが求められる場合があります。これにより、特定の地域での水先人としての活動に必要な知識と技術を身につけます。 |
2難易度
水先人資格の難易度は非常に高いです。以下の要素が難易度に影響します。
受験資格の 厳しさ |
一級または二級海技士(航海)の資格を持ち、さらに豊富な乗船実務経験が必要です。これだけでかなりの専門知識と経験が要求されます。 |
試験の 難易度 |
水先人試験は、非常に専門的かつ実践的な内容で構成されており、広範な知識と高度な操船技術が求められます。特に実技試験では、特定の海域での操船技術や緊急時の対応力が試されます。 |
現地での経験の重要性 | 特定の海域での操船経験が重視されるため、その地域に精通していることが重要です。 |
3費用
水先人資格を取得するための費用は、以下のような要素で構成されます。
- 受験費用
試験料 | 水先人試験の受験料は、一般的に5万円から10万円程度です。ただし、試験科目や受験する地域によって異なる場合があります。 |
- 研修費用
研修費用 | 資格取得後に必要な研修には、数十万円の費用がかかることがあります。この費用には、講習料、教材費、実習費用が含まれます。 |
- その他の費用
教材費 | 試験対策用の教材や参考書の購入費用が数万円かかることがあります。 |
交通費・ 宿泊費 |
試験や研修のために遠方に出向く場合、交通費や宿泊費が発生することがあります。 |
その他の 経費 |
特定の海域での操船経験を積むためのコストがかかることがあります。 |
水先人資格は、非常に高度な資格であり、取得には一級または二級海技士(航海)の資格と豊富な実務経験が求められます。資格取得の難易度は高く、特に実技試験や地域に特化した知識が必要です。費用も高額で、試験料、研修費用、その他の経費を合わせると数十万円以上が必要になることがあります。この資格を取得することで、特定の海域で船舶の安全な航行を支援する専門家として活動することが可能になります。
その他の資格
救命艇操縦士
救命艇操縦士資格は、船舶で使用される救命艇や救助艇を安全に操作するために必要な資格です。この資格を取得することで、緊急時に乗員や乗客を救命艇に乗せ、安全に避難させるための操船技術を習得していることが証明されます。以下に、救命艇操縦士資格の取得方法、難易度、費用について説明します。
1取得方法
救命艇操縦士資格を取得するための手順は以下の通りです。
- 受験資格
学歴要件 | 特に制限はありません。一般的に、船舶での業務に従事していることが望ましいですが、特定の学歴要件は設けられていません。 |
年齢要件 | 受験するために特定の年齢要件はありませんが、通常は船員としての業務経験がある成人が対象となります。 |
- 講習の受講
救命艇操縦士講習の受講 |
資格取得には、国土交通省が認定する教育機関での講習を受講する必要があります。この講習では、救命艇の操作方法、緊急時の対応、救命設備の使用方法などが教えられます。水先人資格を取得するためには、以下のような科目で構成される国家試験に合格する必要があります。 ・講習内容:理論的な授業に加え、実際の救命艇を使用した実技訓練が行われます。救命艇の発進や操作、回収方法、遭難者の救助手順などが含まれます。 |
- 国家試験
学科試験 | 救命艇操縦士として必要な知識に関する筆記試験が行われます。内容は、救命艇の構造や操作手順、救命設備の使用方法、緊急時の対策などが中心です。 |
実技試験 | 救命艇の操作技術を評価する実技試験が行われます。救命艇の発進、操船、避難者の安全確保、救助活動の実践的な能力が試されます。 |
- 修了証の交付
資格取得 | 講習を修了し、試験に合格すると、救命艇操縦士資格が取得できます。 |
2難易度
救命艇操縦士資格の難易度は、以下の要素によって評価されます。
学科試験の内容 | 救命艇の操作に関する基本的な知識が問われます。内容は特別に難しいものではなく、しっかりと講習を受けて学べば合格可能です。 |
実技試験の内容 | 実技試験では、実際に救命艇を操作する技術が問われます。特に、緊急時に冷静かつ確実に救命艇を操作する能力が求められます。経験が少ない場合は、訓練が必要です。 |
試験の 合格率 |
合格率は比較的高く、講習を受けた後であれば合格する可能性が十分にあります。 |
3費用
救命艇操縦士資格を取得するための費用は、以下の要素で構成されます。
- 講習費用
講習料 | 救命艇操縦士講習の受講費用は、数万円から10万円程度です。講習費用には、教材費や実技訓練費用が含まれます。 |
- 試験費用
試験料 | 試験料は講習料に含まれていることが多いですが、別途数千円から1万円程度かかることがあります。 |
- その他の費用
交通費・ 宿泊費 |
試験や研修のために遠方に出向く場合、交通費や宿泊費が発生することがあります。 |
教材費 | 必要な教材や参考書の購入費用が数千円程度かかることがありますが、多くの場合、講習料に含まれています。 |
救命艇操縦士資格は、船舶での緊急時に乗員や乗客を安全に避難させるために必要な資格です。取得には、国土交通省認定の講習を受講し、学科および実技試験に合格する必要があります。難易度は中程度で、特に実技試験での操作技術が重要です。資格取得にかかる費用は、講習料と試験料を合わせて数万円から10万円程度が一般的です。資格を取得することで、船舶での安全管理において重要な役割を果たすことができます。
消防員資格
消防員資格は、船舶での火災に対応するために必要な資格で、船上での消防活動を安全かつ効果的に行うために取得が求められます。この資格を取得することで、船舶における緊急時の消火活動を担当することができます。以下に、消防員資格の取得方法、難易度、費用について詳しく説明します。
1取得方法
消防員資格を取得するためには、以下の手順を踏む必要があります。
- 受験資格
学歴要件 | 特に学歴の制限はありませんが、船舶での業務に従事していることが前提となります。 |
年齢要件 | 受験には特定の年齢制限はありませんが、通常は成人が対象です。 |
- 講習の受講
消防員講習の 受講 |
資格取得には、国土交通省が認定する教育機関での消防員講習を受講する必要があります。この講習では、船上での火災の予防や消火活動、避難指導に関する知識と技術を学びます。 ・講習内容:消火器具の使用方法、消火活動の基本的な手順、火災時の避難誘導、消火設備の操作などが含まれます。実際に消火器やホースを使用した訓練も行われます。 |
- 国家試験
学科試験 | 消防員として必要な知識に関する筆記試験が行われます。試験内容は、火災の発生原因、消火方法、消火設備の使用方法、火災時の対応手順などが中心です。 |
実技試験 | 消火活動の実技試験が行われます。具体的には、消火器具や消火ホースの取り扱い、消火活動の実践、避難誘導の技術などが評価されます。 |
- 修了証の交付
資格取得 | 講習を修了し、試験に合格すると、消防員資格が取得できます。 |
2難易度
消防員資格の難易度は、以下の要素によって評価されます。
学科試験の内容 | 消防活動に関する基本的な知識が問われますが、内容は特別に難しいものではなく、講習を受けた後であれば、しっかりと準備すれば合格可能です。 |
実技試験の内容 | 実技試験では、実際に消火器具や消火設備を操作する技術が求められます。実際の消火活動に慣れていない場合は、訓練が必要です。特に、迅速かつ安全に消火活動を行う能力が重視されます。 |
試験の 合格率 |
合格率は比較的高く、しっかりと講習を受け、試験対策を行えば合格する可能性が十分にあります。 |
3費用
消防員資格を取得するための費用は、以下の要素で構成されます。
- 講習費用
講習料 | 消防員講習の受講費用は、数万円から10万円程度です。この費用には、教材費や実技訓練費用が含まれます。 |
- 試験費用
試験料 | 試験料は講習料に含まれている場合が多いですが、別途数千円から1万円程度かかることがあります。 |
- その他の費用
交通費・ 宿泊費 |
講習や試験のために遠方に出向く場合、交通費や宿泊費が発生することがあります。 |
教材費 | 必要な教材や参考書の購入費用が数千円程度かかることがありますが、多くの場合、講習料に含まれています。 |
消防員資格は、船舶での火災に対応するために必要な資格です。取得には、国土交通省認定の講習を受講し、学科および実技試験に合格する必要があります。難易度は中程度で、特に実技試験での消火活動の技術が重要です。資格取得にかかる費用は、講習料と試験料を合わせて数万円から10万円程度が一般的です。資格を取得することで、船舶での火災に対して迅速かつ効果的に対応できる能力を証明でき、船上での安全管理において重要な役割を果たすことができます。
未経験で船員になるには?
未経験から船員になるために「海技士養成講習(六級一種)」の講習を受ける方法があります。
海技士養成講習(六級一種)とは、船乗り(船員)としての経験がない未経験の人が、「6級海技士」の国家試験を受験するために受講する海技士養成講習のことです。

- 1海技士養成講習(六級一種)を受講する(4.5ヶ月)
- 26ヶ月の乗船履歴をつける(実務経験を積む)
- 36級海技士の資格を取る
- 4働きたい船の種類や乗船期間を決める
- 5条件に合う船員の求人情報を探して就職する
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海技士養成講習(六級一種)が受講できる場所・日程
日本海洋資格センターが実施する海技士養成講習(六級一種)は、
- JML関西事務所(兵庫):兵庫県西宮市西宮浜1
- JML九州海技学院(熊本):熊本県宇城市三角町三角浦1193番地
の2箇所での受講が可能です。
4.5ヶ月の講習ですので自宅から通うのではなく、近くに手配された宿泊所に住みながら受講するケースがほとんどですので、全国各地から受講生が来ています。
講習の日程は、毎年
- 4月〜9月
- 5月〜10月
- 7月〜12月
- 9月〜2月
- 10月〜3月
などの日程で開催しています。
各区会場の詳しい日程については、海技士養成講習(六級一種)のページからご覧ください。
(そのまま、申込みいただくことも可能です)