小型船舶免許は何歳から?費用は?種類は?
合格率は?正式名称は?
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小型船舶免許は何歳から?費用は?種類は?合格率は?正式名称は?特定とは?などなど。
小型船舶免許に関して多く寄せられる質問について解説します。
▼目次
・小型船舶免許の種類は?
・小型船舶免許は何歳から取得できる?
・小型船舶免許の合格率は?
・小型船舶免許の費用は?
・小型船舶免許免許の国家試験免除/受検とは?
・小型船舶免許の正式名称は?
・小型船舶免許の特定とは?
小型船舶免許の種類は?
4種類あります。
- 1. 1級小型船舶操縦士
- 2. 2級小型船舶操縦士
- 3. 特殊小型船舶操縦士(水上オートバイ専用)
- 4. 湖川小出力限定免許
1級小型船舶操縦士
航行区域 |
無制限。ただし、外洋航行には適した船舶が必要。 |
---|---|
船の大きさ | 20トン未満の小型船舶、プレジャーボート。 |
概要 |
最上位の免許で、すべての海域を航行可能。 |
2級小型船舶操縦士
航行区域 |
沿岸5海里以内(約9km)。 |
---|---|
船の大きさ | 20トン未満の小型船舶、プレジャーボート。 |
概要 |
レジャーや釣り、近海での使用に適した免許。 |
特殊小型船舶操縦士
(水上オートバイ専用)
航行区域 |
沿岸2海里以内(約3.7km)。 |
---|---|
船の大きさ | 水上オートバイ専用(ジェットスキー、マリンジェットなど)。 |
概要 |
水上オートバイのみ操縦可能な免許。 |
湖川小出力限定免許
航行区域 |
湖や川のみ。 |
---|---|
船の大きさ | 5トン未満で、エンジン出力が15馬力以下の小型船舶。 |
概要 |
淡水域で使用される小型ボートに特化した免許。 |
小型船舶免許は何歳から取得できる?
種類によって異なります。
- 1. 1級小型船舶操縦士:18歳以上
- 2. 2級小型船舶操縦士:16歳以上
- 3. 特殊小型船舶操縦士(水上オートバイ専用):16歳以上
- 4. 湖川小出力限定免許:16歳以上
小型船舶免許の合格率は?
種類によって異なります。
- 1. 1級小型船舶操縦士:学科試験92.2%、実技試験99.5%
- 2. 2級小型船舶操縦士:学科試験97.0%、実技試験98.6%
- 3. 特殊小型船舶操縦士(水上オートバイ専用):学科試験96.2%、実技試験99.35%
- 4. 湖川小出力限定免許:データなし
小型船舶免許の費用は?
種類によって異なります。
国家試験免除コースの場合
- 1. 1級小型船舶操縦士:13万円〜15万円台
- 2. 2級小型船舶操縦士:11万円〜13万円台
- 3. 特殊小型船舶操縦士(水上オートバイ専用):6万円〜7万円
- 4. 湖川小出力限定免許:6万円〜7万円
国家試験受験コースの場合
- 1. 1級小型船舶操縦士:8万円〜10万円台
- 2. 2級小型船舶操縦士:7万円〜9万円台
- 3. 特殊小型船舶操縦士(水上オートバイ専用):4万円〜5万円
- 4. 湖川小出力限定免許:4万円〜5万円
小型船舶免許の国家試験免除/受検とは?
小型船舶免許の「国家試験免除コース」と「国家試験受験コース」の違いとは?
横スクロールで詳細確認いただけます →
試験方法 | 合格率 | 費用 | おすすめな人 | |
---|---|---|---|---|
国家試験 免除コース |
教習所の講習と |
高い |
高め |
初心者、確実に取得したい人 |
国家試験 受験コース |
直接国家試験を受験 |
低め |
低め |
経験者、費用を抑えたい人 |
国家試験免除コース
-
特徴:
国家試験を受ける必要がないコースです。
指定の教習所で講習(学科・実技)を受けて修了試験に合格すれば、免許取得ができます。
教習所が行う試験に合格すると、国家試験が免除されます。 -
メリット:
合格率が高い(ほぼ100%に近い)。
試験のプレッシャーが少なく、講習が中心となるため、学びやすい。
初心者や試験に自信がない方におすすめ。 -
デメリット:
費用が高くなりがち(受講料が含まれるため)。
教習所の講習日程に合わせる必要がある。 -
おすすめな人:
初心者や自信がない人。
学びながら確実に取得したい人。
国家試験受験コース
-
特徴:
直接、国家試験を受験して合格を目指すコースです。
独学や講習なしでも試験を受けることができます。
学科試験と実技試験の2つの試験に合格する必要があります。 -
メリット:
費用が安い(講習費が不要)。
自分のペースで学習できる。
船や水上オートバイに関する知識や経験がある場合は効率的。 -
デメリット:
合格率が低くなる傾向がある(特に学科試験)。
独学の場合、試験内容の理解が難しいこともある。
実技試験は現地での練習がないため、難易度が上がる。 -
おすすめな人:
費用を抑えたい人。
すでに船舶の知識や経験がある人。
独学に自信がある人。
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小型船舶免許の正式名称は?
小型船舶免許の正式名称は「小型船舶操縦士免許」です。
それぞれの船舶免許の正式名称は以下の通りです。
通称 | 正式名称 |
---|---|
1級 |
1級小型船舶操縦士 |
2級 |
2級小型船舶操縦士 |
特殊 |
特殊小型船舶操縦士 |
限定 |
湖川小出力限定免許 |
小型船舶免許の特定とは?

小型船舶免許の「特定」とは、「特定操縦免許」のことです。
「特定操縦免許」とは、特定の業務や用途に限定された免許制度であり、一般の小型船舶操縦士免許とは異なる特徴があります。
具体的な例
特定操縦免許は、以下のような場合に適用されることがあります。
港湾作業船
港湾内での荷役作業や引き船などの操縦。
特定の港湾区域内のみで有効となります。
観光船・遊覧船
定められた航路やルートでのみ運行する観光船や遊覧船。
特定の水域で操縦が許可されます。
港湾作業船
都市部の水路や川で運行する水上タクシー。
使用範囲が限定されているため、一般の免許ではなく特定操縦免許が必要な場合があります。
特定操縦免許を取得するには、小型船舶操縦士免許1級または2級を取得しており、かつ「特定操縦免許講習(小型旅客安全講習)」を受講する必要があります。
▼関連ページ
- 新規に特定操縦免許を取得する方:
特定操縦免許講習(小型旅客安全講習) - 2024年3月以前に特定操縦免許講習(小型旅客安全講習)を受講された方:
特定操縦免許講習(小型旅客安全講習)移行講習
免許 |
特定操縦免許 |
---|---|
使用範囲 |
特定の業務や区域に限定 |
必要な免許 |
1級または2級小型船舶操縦士免許が前提 |
取得方法 |
講習・試験を追加で受講 |
利用例 |
港湾作業船、観光船、水上タクシー |
メリット |
安全性が高く、業務に特化している |