初めての船舶免許、1級と2級どっち?1級と2級の違いを解説!
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小型船舶免許の取得を考えている方にとって、1級と2級の違いは重要なポイントです。
この記事では、1級と2級の船舶免許について詳しく解説し、それぞれの特徴や取得のメリットを紹介します。
▼目次
・結論:初めてなら2級がオススメ
・小型船舶免許とは
・2級船舶免許の特徴
・1級船舶免許の特徴
・1級と2級の違い
・2級から1級への進級
・2級または1級と特殊小型船舶免許(水上オートバイ)の同時取得
初めてなら2級がオススメ

船舶免許(小型船舶免許)の1級と2級の違いは、ズバリ「操縦できる距離」の違いです。
- 2級は海岸から約9.3km(5海里)
- 1級は距離制限なし
の航行ができます。
1級を取得すれば世界中どこでも航行できますが*、釣りやレジャー目的で小型船舶免許を取得するなら、2級で十分な場合がほとんど。
初めて船舶免許を取得するなら「小型船舶免許 2級」がオススメです!
2級小型船舶免許を取得されたい方はこちら >(いったん別タブで開く)
*航行区域については、各種条件があります
小型船舶免許とは?

小型船舶免許とは20トン未満の船を操縦できる免許です。
総トン数が20トン以上の船を操縦する場合は、「大型船舶免許」が必要になります。
20トン以上の船でも、以下の条件にすべて当てはまる場合は、小型船舶免許でも操縦が可能です。
- 総トン数20トン以上のプレジャーボート
- 一人で操縦を行う構造
- 長さが24メートル未満
- スポーツ又はレクリエーションのみに用いられる(漁船や旅客船等の業務に用いられないもの)
2級船舶免許の特徴
2級船舶免許:まずはこの免許から、マリンスポーツを楽しもう!

2級船舶免許でも、操船できる船舶に違いはありません。20トン未満のプレジャーボートを中心に、クルーザーや外洋ヨットなど、幅広い船舶を自在に操縦することができます。
ただし、1級船舶免許とは異なり、操船できる範囲は海では「海岸から5海里(約9.3km)以内」という制限があります。海岸から9kmも進むと、陸からかなり離れた距離になるため、通常の海洋レジャーや釣りを楽しむには十分な距離と言えます。
初めて船舶免許を取得して、フィッシングやクルージングなどさまざまなマリンスポーツを楽しみたい方には特におすすめです。
実際、ほとんどのレジャー用ボートは、この2級船舶免許を持って楽しまれています。
また、湖や川などの海ではない水域では、この5海里の制限はなく、全域で航行することができます。これにより、内水面でのレジャーアクティビティも思う存分に楽しむことができます。
2級船舶免許は、幅広い船舶を操縦し、マリンスポーツを楽しむための免許です。
海洋や内水面でのレジャーアクティビティを存分に楽しみたい方に最適です。
2級船舶免許を取得して、自由自在に船を操縦し、マリンライフの魅力を満喫しましょう!
船の大きさ |
総トン数20トン未満 (ただし、総トン数20トン以上のプレジャーボートで、①一人で操縦を行う構造であるもの②長さが24メートル未満であるもの③スポーツ又はレクリエーションのみに用いられるもの、をすべて満たしていれば操縦可能) |
---|---|
航行区域 | 5海里(約9.3km)以内 |
取得年齢 |
満16歳以上 (18歳未満は5トン未満の船舶のみ) |
関西・中国・四国・九州地方の2級船舶免許 教習・講習の開催日程
各県をクリックすると各県の教習・講習開催情報をご覧いただけます。
各地方をタップすると各県が表示されます。
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1級船舶免許の特徴
1級船舶免許:広範な船舶操縦が可能な海洋レジャーの王道!

1級船舶免許は、20トン未満のプレジャーボートやヨットを距離の制限なしで操縦することができる船舶免許です。しかも、航行できる区域に制限はありませんので、船で世界一周も可能です。*
さらに、外洋でのトローリングやロングクルージング、外洋ヨットなど、さまざまな海洋レジャーに最適です。
特徴をより具体的に説明します。
1級船舶免許を取得すると、クルーザーやヨットなど幅広い種類の船を操船することができます。大物を狙うカジキなどの釣りや、島へのロングクルージングなど、本格的な海洋レジャーを楽しみたい方には最適です。
この免許では、海岸から100海里(185.2km)を超える区域を航行する動力船の場合、六級海技士(機関)以上の資格を持った機関長の乗船が必要ですが、それ以外の航海には制約がありません。
自由な船舶運航が可能であり、限りなく自由な航海体験を楽しむことができます。
1級船舶免許は、海の広がりを舞台にした本格的な海洋レジャーを追求したい方にとって魅力的な選択肢です。プレジャーボートやヨットを自在に操縦し、トローリングやクルージングなどの楽しみを存分に味わいましょう。
船舶免許の取得によって、海洋の自由を手に入れる新たな冒険が待っています。
船の大きさ |
総トン数20トン未満 (ただし、総トン数20トン以上のプレジャーボートで、①一人で操縦を行う構造であるもの②長さが24メートル未満であるもの③スポーツ又はレクリエーションのみに用いられるもの、をすべて満たしていれば操縦可能) |
---|---|
航行区域 |
すべての水域 ※ 海岸から100海里を超える区域の場合は6級海技士(機関)以上の乗船が必要 |
取得年齢 |
満18歳以上 |
*航行区域については、各種条件があります
関西・中国・四国・九州地方の1級船舶免許 教習・講習の開催日程
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1級と2級の違い
1級船舶免許と2級船舶免許の違いについて
- 制限
- 費用
- 取得のための日数
- 難易度
について、端的に比較しています。
1制限

-
2級船舶免許:海岸から約9.3km(5海里)まで操縦可能
-
1級船舶免許:距離制限なしの航行が可能
2免許取得の費用
-
2級船舶免許:11万円〜13万円台
-
1級船舶免許:13万円〜15万円台
※受講エリアや日程により異なります
3免許取得の日数
-
2級船舶免許:2〜3日間(学科1〜2日、実技1日)
教習種類 教習時間 修了審査 学科I 12時間
70分
実技 4時間
25分
-
1級船舶免許:4〜5日間(学科3〜4日、実技1日)
教習種類 教習時間 修了審査 学科I 12時間
70分
学科II 12時間
70分
実技 4時間
25分
4難易度(合格率)
-
2級船舶免許:
学科試験は一般科目50問の出題で、それぞれの科目(心得・遵守事項が12問、交通の方法が14問、運航24問)で65%以上の正解が必要です。
・学科:97.0%(2021年 受験者数11,132人のうち合格者数10,801人)
・実技:98.6%(2021年 受験者数10,718人のうち合格者数10,563人)
-
1級船舶免許:
学科試験は一般科目が50問と上級科目が14問の出題で、それぞれの科目で65%以上の正解が必要です。
・学科:92.2%(2021年 受験者数7,294人のうち合格者数6,723人)
・実技:99.5%(2021年 受験者数7,013人のうち合格者数6,979人)
2級から1級への進級
2級小型船舶免許を取得していれば、好きな時に1級小型船舶免許への進級が可能です。
進級には、1級の免許で受講する「学科II」のみでOK。学科講習のみで実技講習はありませんので気軽に受講できます。
進級の受講内容:2日間
教習種類 | 教習時間 | 修了審査 |
---|---|---|
学科I |
12時間 |
70分 |
進級の費用:4万円台
※受講エリアや日程により異なります
関西・中国・四国・九州地方の1級進級 教習・講習の開催日程
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2級または1級と特殊小型船舶免許(水上オートバイ)の同時取得
1級小型船舶免許、2級小型船舶免許、どちらでも、特殊小型船舶免許(水上オートバイ)の免許を同時に取得する「セット受講」が可能です。
特殊小型船舶免許とは?

水上バイク、水上オートバイ専用の免許で、海岸や湖川から約3.7㎞(2海里)の操縦が可能です。
1級や2級の船舶免許だけでは、水上オートバイの操縦ができないので、水上オートバイの操縦がしたい方は、この免許の取得が必須となります。
1級または2級免許のみ取得 |
20トン以下の船舶の操縦が可能 |
---|---|
特殊小型免許のみ取得 |
水上オートバイの操縦が可能 |
1級または2級免許と特殊小型免許を取得 |
20トン以下の船舶と、水上オートバイの操縦が可能 |
同時取得のメリット
1級または2級の船舶免許と特殊小型免許を同時に取得することで、以下のようなメリットがあります。
- 別々に取得するよりも、4〜4.5万円ほど安く取得できる
- 免許申請が1回で済むため、各種手数料(免許申請料金、身体検査料金、国家試験申請料金、印紙代)などが1回分の料金でOKなので、1.2万円ほど安く取得できる
- 別々に取得するよりも、4時間短く取得できる
- 同じ期間にまとめて受講するため、学習効率が高い
受講内容:6〜7日間(学科4〜5日、実技2日)
教習種類 | 教習時間 | 修了審査 |
---|---|---|
学科I |
12時間 |
70分 |
学科II |
12時間 |
70分 |
実技 |
4時間 |
25分 |
学科(特殊) |
6時間 |
70分 |
実技 |
1時間30分 |
15分 |
進級の費用:19万円〜22万円台
※受講エリアや日程により異なります